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2007年6月 2日 (土)

遺言は絶対? その1

遺言は、15歳以上で意思能力のある人なら、だれでも、単独で作成することができます。未成年でも、保護者の同意なしにできます。

遺言の内容は個人の自由ですが、書いたら何でもその通りになるというわけではなく、法的な効力をもつ遺言の内容は民法で主に以下のように決まっています。

①財産の処分 (相続人以外への遺贈

②子どもの認知 (認知された子どもは相続人になります)

③相続人の廃除 (著しい非行があったり、自分に対してひどい行為をした相続人の相続権を奪うこと)とその取り消し

④相続分の指定 (法定相続分に関係なく、各相続人の割合を決められます)

⑤遺産分割方法の指定

遺留分減殺方法の指定 (遺留分権者にその行使方法を指定する)

⑦遺言執行者の指定

⑧後見人の指定(未成年者の親権者が不在の場合の後見人を指定する)
 後見監督人の指定(未成年者後見人などを監督する者を指定する)

⑨相続人相互の担保責任の指定 (瑕疵のある権利を相続した者に対する責任を免除するなど)

⑩遺産分割の禁止 ・・・ 死後5年間有効。ただし、10ヶ月以内に一旦は納税する必要があります。

などです。

①~③については生前行為としても遺言としても行うことができますが、④~⑩は遺言でのみ指定できる事項です。

上記以外のことが遺言に書かれていても法的拘束力はなく、亡くなった人の意思を尊重するかどうかは遺族の判断にまかされます。


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