« 相続税の非課税財産、非課税限度額 | トップページ | 相続税の計算3 »

2007年6月20日 (水)

相続税の計算2

前回の続きです。相続税を計算するにあたっては、以下のステップで計算します。

●ステップ1: 各人ごとの課税価格を以下のように算出し、合計します(合計する前に各人の相続税額を算出することはできません)。

 課税価格=相続財産+みなし相続財産+生前贈与加算-債務および葬式費用-非課税財産

生命保険金などの非課税枠については、受け取った人の保険金の金額に応じて按分します。(受けとった人が2人で保険金がそれぞれ1,000万円、250万円のとき、法定相続人が2人であれば、非課税額の合計は500万円×2=1,000万円となり、各人の非課税額はそれぞれ800万円、200万円。)

相続放棄していた場合に保険金を受け取った人、あるいは相続ではなく遺贈にて受け取った人の場合、この非課税の適用はありません。債務控除についても同様です。

●ステップ2: 課税遺産総額を計算します。

各人の課税価格の合計額 - 基礎控除額※ = 課税遺産総額

※基礎控除額 = 5,000万円+1,000万円×法定相続人の数

(課税価格の合計額が、基礎控除額を下回る場合は、相続税はかかりません。)

●ステップ3: 相続税の総額を算出します。

実際の遺産分割の方法に関係なく、まず法定相続人だけで法定相続分に従って分割したと仮定します。そして各人の取得価格を計算して各人の税額を算出し、合計します。例えば以下のような場合。

課税遺産総額(基礎控除後)が1億円で娘が相続を放棄し、遺産を受け取るのが実際に妻、息子、愛人の3人の場合。法定相続分は妻1/2、息子1/4、娘1/4なので、遺産は妻5,000万円、息子・娘それぞれ2,500万円で仮分割します。この場合、相続税は別途速算表により妻800万円、息子・娘はそれぞれ325万円となります。合計すると1,450万円となります。

以下、次回説明いたします。


« 相続税の非課税財産、非課税限度額 | トップページ | 相続税の計算3 »

6.相続・事業承継」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/365863/6512894

この記事へのトラックバック一覧です: 相続税の計算2:

« 相続税の非課税財産、非課税限度額 | トップページ | 相続税の計算3 »