« 相続税の加算 | トップページ | 相続税の計算1 »

2007年6月13日 (水)

相続の承認と放棄

相続を放棄したり、あるいはマイナスの財産がある場合に「マイナスの財産は相続した財産の範囲内で引き継ぐ」という選択をする場合に必要な手続きとはどんなものかをみていきます。

この「借金は相続した財産の範囲内で引き継ぐ」という条件付きの相続の仕方を限定承認といいます。借金のほうが多い場合は、相続する財産は単純計算で+-ゼロになりますが、例えば「プラスの財産を超える借金は引き継ぎたくないが、どうしてもこの掛け軸だけは欲しい」などという場合に有効です。

一方で、プラスの財産もマイナスの財産も無条件で引き継ぐやり方を単純承認といいます。仮に借金のほうが多い場合は、自分の財産をつぎ込んでまでその返済をしなければなりません。

限定承認あるいは相続放棄をする場合は、相続の開始があったことを知ったときから原則として3ヶ月以内に、その旨を家庭裁判所に申し出る必要があります。限定承認または放棄の手続きをしなかった場合は、単純承認をしたものとみなされます。

相続を放棄する場合は各相続人が単独で申し出ることができますが、限定承認をする場合は相続人全員で家庭裁判所に届け出る必要があります。相続人のうち1人でも同意しなければ(相続放棄している人を除く)他の人も限定承認できなくなります。

また、そのほか以下のような場合は単純承認したものとみなされます。

・相続人が相続財産の一部または全部を処分した場合
・相続人が相続財産を隠したり、私的に使ったり、故意に財産目録中に記載しなかった場合(相続の放棄や限定承認をした後でも)


« 相続税の加算 | トップページ | 相続税の計算1 »

6.相続・事業承継」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/365863/6366752

この記事へのトラックバック一覧です: 相続の承認と放棄:

« 相続税の加算 | トップページ | 相続税の計算1 »