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2007年8月 9日 (木)

譲渡所得の計算(相続の場合)

今回は、相続した土地・建物を売却した場合の譲渡所得についてみていきます。

1985年5月1日に父が取得した別荘(土地付建物)
・父の取得価額: 土地1,500万円 建物3,000万円
を、2000年6月1日に父から相続し、2006年6月1日に売却しました。
・売却金額: 土地2,500万円 建物1,500万円
譲渡所得の金額はいくらになるでしょうか?

上記建物の法定耐用年数は22年とし、定額法での償却率は0.046、33年の場合は0.031とします。また、譲渡に際しての仲介手数料は157.7万円とします。

○解答

まず建物の取得費を計算します。相続した財産の取得日・取得費は、父の取得日・取得費を引き継ぎます。また、建物は減価する資産ですので、父が取得した時から2006年の売却時までの減価の額を計算し、父の取得費から差し引きます。

減価の額=3,000万円×0.9×0.031※×経過年数

※非業務用の資産ですので、耐用年数22年を1.5倍した年数での償却率を使用します。

経過年数は取得から売却までの21年1ヶ月ですが、6ヶ月未満の部分は切り捨てるので21年で計算します。

よって減価の額=1,757.7万円となり、取得費は1,242.3万円となります。

次に譲渡所得の金額を計算します。

譲渡収入: 2,500万円+1,500万円=4,000万円
取得費:1,500万円(土地)+1242.3万円(建物)=2.742,3万円
譲渡費用: 157.7万円
よって、譲渡所得は4,000万円-(2,742.3万円+157.7万円)=1,100万円となります。


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