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2007年9月 2日 (日)

外貨商品を買う2 商品比較1

外貨定期預金、外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)、外国為替証拠金取引(FX)の3つについてみていきます。

外貨建てMMFは、公社債投資信託の一種で、海外の高格付けの短期債券などで運用する商品です。株式は一切組み入れておらず、安全性の高い商品です。また、外貨定期預金よりも少額から購入できます。

FXは、証券会社や商品先物会社などを通じて、外貨を売買する商品です。通常、外貨商品は外貨を「買う」ことからスタートしますが、FXでは外貨を「売る」ことからスタートすることもできます。この場合、円高になるほど為替差益を得ることができます。一定の保証金を入金して取引を開始しますが、その保証金の数倍~数百倍の金額を取引することも可能です。(追記: 2011年現在、個人の取引はレバレッジ25倍までとなっています。)
ハイリスク商品と言われる所以です。しかし、使い方によってはリスクを抑えた、外貨定期預金のような取引も可能です。また、通貨の選択肢が多いことも特徴です。取り扱い会社によりますが、10種類程度あり、外貨同士の取引も可能です。

まず流動性、元本保証の有無を比較したのが下の表です。

○流動性、元本保証の比較

              流動性  元本保証
外貨定期預金      ×       ○(外貨ベース)
外貨建てMMF      ○       ×
FX             ◎       ×

流動性: 換金のしやすさです。外貨建てMMFは、基本的に毎営業日為替取引が可能です。1日に2回程度(例えば10:00と14:00のレート)、タイミングをみながら取引できる場合もあります。
一方でFXの流動性は非常に高いです。時差の関係で、24時間世界中のどこかで為替取引が行われているため、パソコンの画面上で、株の取引のような感覚で、そのレートで瞬時に売買をすることができます。一方、外貨定期預金の場合は、基本的には満期の日がきて外貨普通預金に切り換えないと換金できません。

元本保証: 外貨預金は、外貨ベースでの元本は保証されますが、預金保険制度の対象ではありません。つまり、金融機関が破綻した際には、預金は日本の預金保険制度では保護されません。
外貨建てMMFは投資信託なので元本保証はありません。
FXではロスカットの仕組みにより、為替変動による損失が一定以上になると強制的に反対売買がなされ、そのポジションが終了します※。その意味で元本保証はありませんが、保証金を多めに準備し、ロスカットがなされなければ外貨ベースでの元本は維持されます。

※例えば米ドル1ドルが120円のときに「買い」でスタートし、その後大きく円高(例えば90円)に動くと円換算での資産の評価は大きく減ります。この減りが一定以上(例えば保証金の20%にまで減少)すると、それ以上の損失を防ぐためにそのポジションは強制的に売られ、損失が確定してその取引は終了します。これを強制ロスカットといいます。

つづきは次回


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