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2007年9月18日 (火)

分散投資 その2

「リスクは大きくてもリターンが大きい可能性があるからハイリスク商品に投資するのであって、投資商品を分散してリスクを減らしたらリターンまで減ってしまうので意味がない。」と考える人もいるかと思います。実際に、株価全体が大きく上昇したときに、資産を全部そこにつぎ込んでおけば、大きなリターンをえることができたでしょう。でもそれは結果が出てから言えること。リターンが大きくマイナスになっていた可能性も十分にあるわけで、そのシナリオの場合は、最悪の場合資産をほとんど失い、市場から退場しなくてはなりません。

値動きの異なる投資商品を組み合わせてリスクを分散すると、資産全体としてのリスクを、個々の商品のリスクの総和よりも小さくすることが可能なのです。例えば冒頭のようにハイリスクの商品だけを買いたいと思っている人でも、値動きの異なるハイリスク商品を組み合わせて保有することにより、全体のリスクを軽減することができるのです。

前回、「負けをださない」ことが大切だと書きました。1992年から2006年まで、1つの金融商品(例えば株式)に集中して投資した場合と、分散して投資した場合を比較してみます(参考: マネックス証券ホームページ)。

事例における分散投資の対象は日本株式、外国株式、日本債券、外国債券、日本リート(不動産投資信託)、外国リートです。日本株式のみの場合は、1999年に60%の年間リターンであった一方で、翌2000年には-25%のリターンとなっています。大きな変動です。マイナスになった年は7回です。一方で均等に分散投資した場合は、最悪でも1994年の-5%であり、いい時は1996年の21%となっています。マイナスになった年はたったの4回です。

このように、分散投資をすることにより、リターンの低減以上にリスクを低減することができるのです。分散投資の重要性について詳しく知りたい場合には、下記の本などをお勧めします。

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