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2007年11月20日 (火)

譲渡損の計算

例外はありますが、資産の譲渡による所得に対しても、所得税が課せられます。Aさんが以下のような財産を売却した場合、課税所得金額(税金の対象となる額)はいくらになるでしょう?Aさんは事業所得者で事業所得は1,000万円、所得控除は200万円とします。

・ゴルフ会員権:       購入価額500万円 売却価額200万円 譲渡費用100万円
・営業用自動車(事業用): 購入価額200万円 売却価額100万円 帳簿価額150万円
・骨董品:           購入価額200万円 売却価額100万円

譲渡損益は
・ゴルフ会員権: 200-500-100=▲400万円
・営業用自動車: 100-150=▲50万円
・骨董品: 100-200=▲100万円

骨董品は譲渡損がでますが、「生活に通常必要でない資産」であり、今回のケースでは譲渡損を内部通算することはできません。つまり、他の譲渡益がある場合(総合課税される譲渡益に限ります)は、この骨董品の譲渡損を内部通算できますが、今回のケースでは譲渡益がないのでそれができません。

従って、損益通算できるゴルフ会員権、営業用自動車の各譲渡損のみが損益通算されます。

従って、課税所得金額は1,000万円 - (400万円+50万円) - 200万円(所得控除) = 350万円

となります。


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