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2008年3月 8日 (土)

外貨を売る時期はどう考える? その1 2つの方法

前回、ドルを1年かけて円換算で一定額まで(例えば資産全体の30%をドルで保有することを目指して)購入する方法をお話しましたが、その後このあとどのようにドルを売り買いするかについてお話いたします。

○方法1(一定以上レートが変動したら売買を行う方法)
ある時点での為替レートが、1年かけて購入したドルの平均購入レートの例えば10%を上回ったら一定ロット数を売り、10%下回ったら買い増すという方法です。ここで、10%が適切かどうかはわかりません。

○方法2(一定期間ごとに売買を行う方法)
例えば毎月、あるいは毎年1回売買する方法などが考えられます。頻度につきましては、1年かけて金融資産全体に占めるドルを一定割合までもっていったわけですから、そのアセットアロケーションを維持するということで、売買は年1回程度にとどめるという考え方もあります。
 なお、売買の判断基準により以下の方法に分けられます。

・方法2-1(購入平均レートを売買の判断基準に使う方法)
その月のレートが、それまでの購入平均より高かったら売り、低かったら買います。

・方法2-2(想定したドルの最大変動幅から設定した境界を判断基準に使う方法)

例えば、過去の変動幅を参考にして最大の円高ラインを1ドル=80円、円安ラインを1ドル=150円と設定します。次に、どの水準なら「買い」あるいは「売り」が有利かを考えます。単純に真ん中である1ドル=115円より高いか低いかで決めてもいいですし、あるいは円安である期間よりも円高である期間のほうが長いと想定した場合は(例えば時間的には中心の1ドル=115円より円高のことのほうが多いと考えるのであれば)1ドル=110円あたりを境目と設定することもできます。このように方法2-2では、レートによって「買い」のゾーンと「売り」のゾーンを決めておきます。

・方法2-3(方法2-1と2-2の両方をあわせたもの)
その月のレートが、それまでの購入平均より高いか低いか(方法2-1)に加えて、そのときのレートが境界より高いか低いか(方法2-2)の両方の基準で売買をどうするか決めます。

上記方法1と、方法2のうち売買を年1回だけする方法に共通するのはアセットアロケーションにおける「リバランス」の考え方です。方法2のうち毎月売買するやり方は、ルールによっては連続して売る場合も発生し、一時的にはドル資産の割合がゼロになることもあります。これらの長所、短所については次回みていきます。


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