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2009年1月21日 (水)

満期特約付定期預金

前回、特約つき外貨預金のお話をしましたが、今回は外貨ではなく円建ての定期預金の話です。

普通の定期預金は、はじめから満期日が決まっていますが、これは預金開始後のあらかじめ決められた判定日に銀行が今後の預金を継続するかを決め、継続する場合はその後の満期も自由に銀行が決める商品です(満期までの最短期間と最長期間は決められています)。判定日までの前半の金利は通常の定期預金の金利より高めです。

前半の金利が高いので、満期が早く来ようと遅く来ようと、ある程度はトクした気分になりますが、本当にそうでしょうか?

1.判定日以降に世の中の金利が上昇した場合
あらかじめ決められた後半の金利よりも、世の中の金利のほうが高いので、低金利でお金を預けてもらえる銀行はトクをします。従って、満期はあとにのばされます。この期間、預金者は世の中の高金利を享受できないわけです。

2.判定日以降に世の中の金利が低下した場合
あらかじめ決められた金利を支払いたくない銀行は、満期をはやく設定して預金を終わらせます。

この商品は、前半に上積みされる金利は一定であるのに対し、特に後半の金利上昇時に取り損ねる金利分が際限ないことが特徴です。金利上昇時には解約できればいいのですが、原則的に中途解約はできず、できた場合も違約金や損害金を取られ、元本割れします。後半の金利が下落したときは相対的におトクかもしれませんが、おトク度は限られます。また、この商品はデリバティブを組み込んだものであり、同じリスクをとるなら自分でデリバティブを購入したほうが割に合う場合が一般的です。


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