長期優良住宅制度(2009年6月4日~)
以前に、「長期優良住宅」の認定を受けた家の住宅ローンが、一般住宅のローンに対して優遇されるというお話をしました。今回は、住宅ローン以外の税優遇策についてです。2009年6月4日から始まります。
○様々な税優遇策
1.投資減税
長期優良住宅にするための性能強化費用相当額(上限1,000万円)の10%が、所得税から控除されます(住宅ローンを使わない人向け)。2011年末まで。
2・固定資産税
新築物件に対しては固定資産税が2分の1に減税される特例がありますが、これがさらに2年間延長されます(一戸建て: 3年→5年、マンション: 5年→7年)。2010年3月末まで。
3.不動産取得税
一般住宅よりも控除額が増額されます(1,200→1,300万円)。2010年3月末まで。
4.登録免許税
一般住宅よりも税率が引き下げられます。(保存登記:0.15→0.1%、移転登記:0.3→0.1%)。2010年3月末まで。
5.住宅ローン減税
一般住宅が最大500万円(10年間で)の減税に対し、600万円まで枠が広がっています(控除率が一般住宅1%に対し、長期優良住宅では最大1.2%なので)。
○認定
長期優良住宅の認定は、各自治体で行います。認定にはお金がかかり、
・事前に「住宅性能評価機関」に審査を委託し、審査が済んでいれば1万円弱(自治体により異なります)
・これから審査を受ける場合は5-7万円程度(自治体により異なります)のようです。
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