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2009年8月 1日 (土)

地震保険 その1

地震による被害で大きなものの1つは地震による火災です。火災保険に入っているから大丈夫、というのは間違いで、地震による火災被害は、火災保険では補償されません。正確に言えば、「地震火災費用保険金」というのが火災保険にはあり、建物が半焼以上になったときに火災保険の保険金額の5%(300万円が限度)が支払われるというものはあります。でも十分ではありません。

地震保険は、政府と民間が一緒になって運営しているもので、各保険会社で火災保険の特約として加入することができますが(つまり単独では加入できない)、どこで契約しても保険料は同じです。

○補償額の上限
地震保険の保険金額は、主契約である火災保険金額の30%~50%の範囲かつ上限が建物の場合5千万円、家財で1千万円と決められています。例えば、建物に2千万円、家財に1千万円の火災保険を掛けている場合、地震保険としては建物が600万円~1千万円、家財は300万円~500万円の保険金額ということになります。また、高価な(30万円超)貴金属や書画、骨董などは地震保険の対象にはなりません。

○実際の支払額
地震保険は、上記のように保険金額に上限がある上に、いつも満額支払われるわけではありません。損害の程度に応じて支払い保険金支払額は以下のようにかわってきます。
・全損: 地震保険金額全額支払(ただし時価が限度)
・半損: 保険金の50%(時価の50%が限度)
・一部損: 保険金額の5%(時価の5%が限度)

また、地震の被害が日本全体で大きかった場合にも注意が必要です。1回の地震の保険金の支払総額には上限があり、2008年4月時点で5兆5千億円となっています。これは関東大震災級の地震を想定したものですが、これを超える被害が出た場合、各被保険者に支払われる保険金額は、契約よりも減らされてもよいことになっています。つまり、契約通りの保険金がおりない場合もあるということです。


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