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2010年9月11日 (土)

住宅ローンの選び方 その12(フラット35S)

フラット35は民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している長期固定金利住宅ローン商品です。住宅の断熱・耐久性などについて、住宅金融支援機構において独自の技術基準を定めており、フラット35の融資を受けるには物件検査を受ける必要があります。民間銀行独自の長期固定ローンに比べ金利が低い傾向にあります(が、銀行の優遇金利適用後のものと比べると大差はないこともあります)。

一方で、取得する住宅が省エネルギー性、耐震などの要件(フラット35の技術基準より厳しいもの)を満たす場合、フラット35より金利の低いフラット35S(優良住宅取得支援制度)の適用を受けることができます。これはフラット35の金利から0.3%優遇金利を受けられるものですが、現在は優遇幅が拡大しており、平成23年12月30日まで1%の優遇が受けられます。これは大きいです。

(追記: 募集金額上限にせまり、平成23年9月末で1%の優遇は終了になりました。一方で、新しい優遇策がとられています。)

フラット35より厳しい技術基準と書きましたが、購入した中古物件の風呂場に手すりをつけさえすればフラット35Sの適用を受けることができる場合があります。ただし、この裏ワザは、購入後にリフォームすることになる一方で、適合証明書は融資を受けるときに必要なので無理と思われがちです。実際には可能なのですが、勉強不足で知識のない住宅販売業者もおり、住宅購入のお客さんが利用できないと伝えられたこともあるようです(重大問題です・・・)。

フラット35と比べ、フラット35Sが適用できれば▲1%の金利水準が10年続くことになるので、返済総額では一般的に数百万円の差がでることになります。これから購入する方、業者の言葉をうのみにせず、プロに相談してみて下さい。

フラット35の金利も現在はかなり低いので、1%下がれば変動金利との差もかなり小さくなり、ローンを(変動金利をミックスせずに)すべてフラット35Sの固定金利にするという手も考えられます。

なお、フラット35Sは中古物件にも利用できますが、ローンの借り換えには利用できません(Sのつかないフラット35は借り換えにも利用できます)。

また、フラット35Sは募集金額が決まっているので、その金額に達すると制度が終了することになっています。

(追記: 募集金額上限にせまり、平成23年9月末で1%の優遇は終了になりました。一方で、新しい優遇策がとられています。)


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