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2010年11月

2010年11月 6日 (土)

個人年金保険 その2

前回、将来もらえる年金が「一定」の個人年金と「変動する」タイプの個人年金の紹介をしましたが、どちらも受け取るときの条件(もらう期間など)で分類すると「確定年金」「有期年金」「終身年金」の3つに分類されます。

1.確定年金

被保険者が生きていても亡くなっても、定められた期間は年金が支払われ続けます。被保険者が亡くなった場合の一括受け取りも可能です。

2.有期年金

確定年金同様に定められた期間年金が受け取れますが、被保険者が生存している期間だけです。年金受け取りの期間が短くなることがある分だけ、同様条件の確定年金と比べて、年金額は高め(あるいは確定年金に比べ保険料は安め)です。

3.終身年金

確定年金や有期年金が、定められた一定期間のみ年金を受け取ることができるのに対し、終身年金は受け取り期間を定めず、被保険者が生存している限りずっと受け取ることができます。「保証期間つき」であることが多く(10年程度)、その間は被保険者の生死に関係なく受け取ることができます。保険料は高めです。

そのほか、夫婦のどちらかが生存している限り年金が受け取れる「夫婦年金」もあります。妻が年下で、かつ夫婦の年齢差があるほどメリットがあります。ただし、メリットがある分割高になる場合もあり、夫婦の年齢差によっては加入できない場合があります。

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2010年11月 3日 (水)

個人年金保険 その1

個人年金保険は生命保険として扱われますが、一定期間保険料を支払い(一時払いもあります)、老後なったら年金として受け取る貯蓄タイプの商品です。死亡時に備えるのではなく、「老後の生存」に備える生存保険といえます。

個人年金保険には公的年金を補完する機能があります。

また、一定の要件をみたしたものは「個人年金保険料控除」の対象となり、節税に役立てることもできます。

○分類

個人年金商品は様々な商品が生命保険会社から販売されていますが、いくつかに分類されます。

まず受け取る年金額が固定されている「定額個人年金保険」。

一定期間経過ごとに予定利率がみなおされ、最低保証のついている「利率変動型」というのもありますが、一般的には契約時の「予定利率」がその後ずっと固定されます。お金を払い込んでから受け取るまでの期間が長いので、インフレで将来のお金の価値が下がった場合には、もらえる年金の価値は相対的に下がることになります。予定利率が固定されている個人年金保険に加入するのは、今のような低金利時代には得策ではないかもしれません。

ただし、「個人年金保険料控除」の枠があいているのなら節税のメリットはあるので、低金利でも加入したほうがメリットがある場合もあります。

一方で、予定利率が高いときに加入した定額個人年金は、この長期低金利の時代にはありがたい存在かもしれません(お宝保険)。

定額個人年金保険に対し、保険料の積み立て期間中から受け取り終了までの運用実績に応じて、受け取る年金額が変動するのが「変額個人年金保険」です。インフレに対応する商品として、日本では1998年から発売されています。運用方法を選択するのは加入者自身であり、保険としての機能を除くと「確定拠出年金」に近い商品と言えると思います。

この変額年金保険は様々なメリットデメリットを知った上で加入するほうがよいと思われます。

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2010年11月 1日 (月)

学資保険 その2(保険機能と貯蓄機能を分けて考える)

保険商品は保険機能に加え、貯蓄機能のあるものがあります。加入する際は保険部分、貯蓄部分に機能を分けて、他の金融商品よりも本当に有利なのか吟味したほうがいいと思われます。

かんぽ生命の学資保険はこの両方の機能を備えたものです。「子供が生まれたら学資保険」と当たり前のように言われていますが、学資保険以外にいい商品はないのでしょうか?

まず保険部分について。

契約者である親に万一のことがあったとき、以後の保険料の払い込みなしに満期金を得ることができます。また、被保険者である子どもに万一のことがあった場合も、満期保険金と同額の死亡保険金が支払われます。ただ、死亡保障は基本的には残された家族が経済面で困らないようにするためにかけるものであるので、子どもに対する死亡保険金の部分はいらないと考えることもできます。この場合欲しいのは前者の機能(親に万一のことがあった場合に備える機能)だけですが、ソニー生命など民間のこども保険にこのような商品がありますし、あるいは親が定期保険に入れば得られる機能です。機能を絞った分保険料は安くてすみます。

次に貯蓄部分について。

満期金が決まっているので、「固定金利」の商品と言えます。固定金利の商品が有利なのは、金利が低下局面にあるときです。現在のようにこれ以上下がらないくらい金利の低いときに金利を固定するのは得策とはいえません。

ただし、普通預金よりはましだとしてリスク分散の観点から金利を固定することは悪いことではなく、その場合は他の金融商品と比較して有利かを見るべきです。低金利時に満期金が払い込み保険料を下回る元本われを起こすことは、保険機能を備えている以上ある意味仕方のないことであって、「元本割れするからよくない、元本割れしないからいい」というわけではありません。金利の高いときには満期金が払い込み金額を大きく上回り利回りが高くなりますが、そのようなときはまわりに高金利の商品はたくさんあるものです。あくまでも他商品との比較です。また、中途換金すると不利になることも忘れてはいけません。

一方で、保険機能と貯蓄機能が一緒になった商品の利回りを計算するのは簡単ではないかもしれません。専門家に相談してみるのも手です。

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