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2010年11月 3日 (水)

個人年金保険 その1

個人年金保険は生命保険として扱われますが、一定期間保険料を支払い(一時払いもあります)、老後なったら年金として受け取る貯蓄タイプの商品です。死亡時に備えるのではなく、「老後の生存」に備える生存保険といえます。

個人年金保険には公的年金を補完する機能があります。

また、一定の要件をみたしたものは「個人年金保険料控除」の対象となり、節税に役立てることもできます。

○分類

個人年金商品は様々な商品が生命保険会社から販売されていますが、いくつかに分類されます。

まず受け取る年金額が固定されている「定額個人年金保険」。

一定期間経過ごとに予定利率がみなおされ、最低保証のついている「利率変動型」というのもありますが、一般的には契約時の「予定利率」がその後ずっと固定されます。お金を払い込んでから受け取るまでの期間が長いので、インフレで将来のお金の価値が下がった場合には、もらえる年金の価値は相対的に下がることになります。予定利率が固定されている個人年金保険に加入するのは、今のような低金利時代には得策ではないかもしれません。

ただし、「個人年金保険料控除」の枠があいているのなら節税のメリットはあるので、低金利でも加入したほうがメリットがある場合もあります。

一方で、予定利率が高いときに加入した定額個人年金は、この長期低金利の時代にはありがたい存在かもしれません(お宝保険)。

定額個人年金保険に対し、保険料の積み立て期間中から受け取り終了までの運用実績に応じて、受け取る年金額が変動するのが「変額個人年金保険」です。インフレに対応する商品として、日本では1998年から発売されています。運用方法を選択するのは加入者自身であり、保険としての機能を除くと「確定拠出年金」に近い商品と言えると思います。

この変額年金保険は様々なメリットデメリットを知った上で加入するほうがよいと思われます。


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