« 2011年5月 | トップページ | 2011年9月 »

2011年8月

2011年8月 2日 (火)

火災保険 その2(価額協定保険特約、再調達価額)

前回の続きです。

建物について、価額協定保険特約を付帯すると、保険金額を時価ではなく、再調達価額で契約できます。

(一方で家財保険は、保険金の計算は原則「新価・実損払い」です。保険金額が20万円であれば、火事で全焼した場合家財が古くなっていても保険金は20万円です。

ただし、新製品がでると旧タイプが値下がりする家電の場合、同等製品の実売価格が保険金額のベースになります。例えばパソコンなど値下がりの激しいものは、20万円で購入したものであっても現在の同スペックの新製品が10万円に値下がりしていれば、保険金は10万円です。)

この特約は保険期間が5年以下の住宅総合保険などに付帯することができ、全損の場合は損害保険金の10%が特別費用保険金として上乗せ支給されます(1事故1構内200万円が限度)。

では再調達価額ですが、どのように算出したらよいでしょうか?

以下の2つの算出方法があります。

1.年次別指数法
2.新築費単価法

まず1.年次別指数法です。

建築時の建築費 × 建築費倍率(価格変動率) で算出します。

次に2.新築費単価法 ですが

同種同等の建物単価 × 延床面積 で算出します。

カービュー自動車保険一括見積

| コメント (0) | トラックバック (0)

2011年8月 1日 (月)

火災保険 その1(一部保険と超過保険)

火災保険は、建物や家財にかける保険です。建物や家財それぞれ別々にいくら、という形で加入します。

いくらの保険をかけるか、については注意が必要です。少なくとも時価の80%以上に設定しておかないと、十分な補償を得ることはできません。

以下で例をみてみます。

損害発生時に実際に支払われる保険金額は、「保険金額 < 保険価額(時価)の80%」の場合、以下の式で表されます。

支払われる損害保険金 = 損害額 × 保険金額(契約金額) ÷ 保険価額(=時価)×80%

これはどういうことかといいますと、時価の80%以上の保険金を掛けていた場合にのみ、損害額の満額が支払われるということです。

例えば、時価1,500万円の建物に1,000万円の火災保険しか掛けていない場合、損害額が600万円としますと、支払われる保険金額は600万円ではなく

600万円 × 1,000万円 ÷ 1,500万円 × 80% = 500万円となります。

このように時価の80%未満でしか保険にはいっていない場合を「一部保険」といいます。このようにならないように注意が必要です。

一方で、特約をつけない限り、損害保険金の上限は評価額(実際の損害額)であり、時価を超える高額な保険をかけていても無駄になるだけです(超過保険といいます)。

では全焼するなどして建て直したい場合、評価額が「時価」では保険金として十分ではありません。再調達するお金はもっとかかります。それに備えるのが「価額協定保険特約」です。
詳しくは次回。

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年9月 »