« 生命保険(死亡保障)の選び方 その2 | トップページ | 火災保険 その2(価額協定保険特約、再調達価額) »

2011年8月 1日 (月)

火災保険 その1(一部保険と超過保険)

火災保険は、建物や家財にかける保険です。建物や家財それぞれ別々にいくら、という形で加入します。

いくらの保険をかけるか、については注意が必要です。少なくとも時価の80%以上に設定しておかないと、十分な補償を得ることはできません。

以下で例をみてみます。

損害発生時に実際に支払われる保険金額は、「保険金額 < 保険価額(時価)の80%」の場合、以下の式で表されます。

支払われる損害保険金 = 損害額 × 保険金額(契約金額) ÷ 保険価額(=時価)×80%

これはどういうことかといいますと、時価の80%以上の保険金を掛けていた場合にのみ、損害額の満額が支払われるということです。

例えば、時価1,500万円の建物に1,000万円の火災保険しか掛けていない場合、損害額が600万円としますと、支払われる保険金額は600万円ではなく

600万円 × 1,000万円 ÷ 1,500万円 × 80% = 500万円となります。

このように時価の80%未満でしか保険にはいっていない場合を「一部保険」といいます。このようにならないように注意が必要です。

一方で、特約をつけない限り、損害保険金の上限は評価額(実際の損害額)であり、時価を超える高額な保険をかけていても無駄になるだけです(超過保険といいます)。

では全焼するなどして建て直したい場合、評価額が「時価」では保険金として十分ではありません。再調達するお金はもっとかかります。それに備えるのが「価額協定保険特約」です。
詳しくは次回。


« 生命保険(死亡保障)の選び方 その2 | トップページ | 火災保険 その2(価額協定保険特約、再調達価額) »

5.リスク管理と保険」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/365863/39786341

この記事へのトラックバック一覧です: 火災保険 その1(一部保険と超過保険):

« 生命保険(死亡保障)の選び方 その2 | トップページ | 火災保険 その2(価額協定保険特約、再調達価額) »