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2015年2月27日 (金)

保険商品ってつくづく・・・

1990年くらいに契約された、とある保険契約をみていて感じたこと。

例にもれず、たくさんの特約が付加されていました。(勧誘された当時、当たり前のようにくっつけられていたのでしょう。)
○特約1 新・災害入院特約
傷害で継続5日間以上入院の時、5日目以降日額5,000円がもらえます。
保険料は月額350円なので、15か月間払うと5,250円払ったことになります。
ということは毎15か月間に6日間以上、あるいは30か月間に7日間以上、当該の入院をしないと元は取れません。
被保険者は10代と若いのですが、しばらくはそんな頻度で入院することは考えにくいですね。
入院して1日5,000円もらえるのはうれしいですが、それくらいは貯蓄で賄える金額かと思います。


○特約2 新・疾病入院特約
疾病で継続5日間以上入院の時、5日目以降日額5,000円がもらえます。
所定の手術を受けた時は5~20万円もらえます。
保険料は月額1,245円。14年も払い続ければ、保険料は20万円を超えます。


ここで主契約をみてみます。
死亡・高度障害の時、保険金額が1,200万円で終身保障。保険料は月1,549円で30年間で払い込みが終了します。つまり、557,640円払い込んで、(時期はわかりませんが)必ず1,200万円戻ってくるというもの。被保険者が若い時期に加入しているということと、予定利率が非常に高い時期の保険ですので保険料は安いのですが、加入から80年後に保険金が下りるとして、80年間で約22倍にお金が増えているわけです。(実際には、加入時に全額支払っているわけではなく積み立てているわけですが。)
解約返戻金も、遅くなればなるほど急上昇するので、安易に解約しない方がよい保険です。
一方で特約3をみてみます。


○特約3 定期保険特約
主契約との違いは、保険期間が終身でなく30年間の定期であることと、保険金額が1,200万円でなく2,000万円であること。主契約の保険料が1,549円であるのに対し、この特約は4,960円。
払い込みは同じ30年間なので総額は1,785,600円。
主契約との比較では、どう考えても割に合いません。
もし主契約の死亡保障を増額したい場合、この特約をつけるのではなく、同じ主契約をもう1つつけたらどうなるでしょうか?
保険金額は倍の2,400万円で、しかも終身保障で、支払う保険料の総額はさきほどの主契約557,640円の2倍=1,115,280円です。
このように考えると、この特約に加入する人などいるのでしょうか?実際にはたくさんいるのででしょうが、契約内容をよくわからないまま加入を勧められたからにほかなりません。
(言葉は悪いですが、契約者がいかに損するかを契約者に気づかれないようにして販売するのが金融商品なのです、と言われても仕方ないでしょう。)
しかもです、この特約に関する解約返戻金はほとんどありません。せいぜい主契約の10分の1です。


これまで支払ってきた保険料は仕方ないとして、主契約がお得なので、まあよしとするしかありませんね。
契約内容は、詳しい人を交えてしっかり確認しておきましょう。





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コメント

保険商品を返戻率でしか見ないFPがまだ存在していることに驚きです。

投稿: kenji | 2015年7月 6日 (月) 23:46

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